2022.09.20
➁ デジタルマーケティングとマーケティングの違いとは?篇~「キングダム」で学ぶマーケティング~
- お役立ち記事
前回はマーケティングとデジタルマーケティングの定義について、お話ししました。
今回は、マーケティングとデジタルマーケティングの違いについて、わかりやすく解説したいと思います。
一言で言ってしまえば、
デジタルマーケティングはマーケテイングの単なる手法に過ぎない!
ということです。
マーケティングという同じ言葉が使われていることで、新たなマーケティングの種類なのか?と思われがちですが、デジタルマーケティングは広義にわたるマーケティング活動のうちの手法をデジタル化することでより効率的、効果的にマーケティングを行うことです。
よってそもそも、
デジタルマーケティングとマーケティングは比較できない!
この言葉の意味を本記事の最後に理解してもらえれば、2つの違いがはっきりと分かるはずです。
1. マーケティングとデジタルマーケティングは比較されるものではない
そもそもこの2つを並列に比較する事が出来ないのです。
デジタルマーケティングはマーケティングを行う上での一つの手法であるということ。
例えば、以前と同じキングダムに例えた場合。
中華統一(ゴール/目的)の為の戦略として、
①趙を攻めて秦に取り込む(プロモーションを強化し、顧客をもっと獲得しよう)
↓ そのためにはまず
②趙の中の鄴を攻め、落とす(インバウンドマーケティング:Webサイトやブログ、SNSなどで自社を見つけてもらいユーザーを獲得する)
↓ どの手法で②を行う?
③鄴を攻め、落とすための手法は兵糧攻め(デジタルマーケティング)
この場合、デジタルマーケティングとは②を展開するための一つの選ばれた手法なのです。
マーケティング:趙を秦に取り組むことでより中華統一に近づける。趙を落とすためにはまず、趙の鄴を兵糧攻めで打ち落とすことが得策だ。
デジタルマーケティング:趙の鄴を打ち落とすためには兵糧攻めを使おう。
この2つの違い、比較できますか??
2. デジタルマーケティングと比較されるべきは?
では、デジタルマーケティングと本来比較されるべきものなんでしょうか?
リアルマーケティング
その名の通り、リアルな現場で行うマーケティング手法の事です。
サンプリングを配布しアンケートをとる、実演販売を行う、実際にユーザーを集めてアンケートや意見を聞く。これらがリアルマーケティングです。
メリットとしては、より深い観点でお客様の感想を確認する事ができ、実際に商品を見てもらうことでユーザーのダイレクトな意見を獲得できます。しかし、獲得できる母数には限界があり、不確定要素に左右されやすいというデメリットもあります。
デジタルマーケティングとリアルマーケティングの比較であれば、それぞれのメリットデメリットを理解し、自社のマーケティング活動の一環の内、どちらを採用すべきか検討の余地があります。
補足として、、、キングダムでは合従軍で秦が攻められたこともありましたよね?合従軍も兵糧攻めとは別の手法として考えられます。
3. マーケティングと名の付くもの
初めにお話ししましたが、マーケティングという同義語が使われているからデジタルマーケティングとマーケティングは混同されやすいということも一理あります。
しかし、実はマーケティングと名の付くものはもっとたくさんあるのです。
アウトバウンドマーケティング
パーソナライズドマーケティング
パートナーマーケティング
テレマーケティング
ダイレクトマーケティング
口コミマーケティング
ゲリラマーケティング
ステルスマーケティング
ブランドマーケティング
などなど、まだまだマーケティング名の付くものは存在します。
でも、多くの方はマーケティングとこれらとの区別は出来ていて、デジタルマーケティングとは混同しやすい。
なぜでしょう?
日本語に置き換えれば、上記は全て手段です。これらを展開する手法がデジタルマーケティングなのです。デジタルマーケテイングが新たな手法として発展してきたことで、新しいマーケティングなのか!!??と思われることが多い為、混同されがちですがマーケティングの広義の意味を理解して頂ければ、すっきり府に落ちることでしょう。
4. まとめ
今回のテーマ「デジタルマーケティングとマーケティングの違いとは?」に、対する答えは
デジタルマーケティングとマーケティングは比較できない!
ということです。
法律と憲法の違い?
電車と新幹線の違い?
これらは極端な例ですが、比較しませんよね、、、
憲法と民法の違い?
新幹線とリニアの違い?
これなら比較できますが、そもそもデジタルマーケティングとマーケティングを同じフィールドで比較して考えないことが重要なのではないでしょうか。